スポーツ漫画が大好きなわたしの
今回のおすすめは「野球部」の漫画です!!
「タッチ」とか、「MAJOR」も好きなんですが。
天才が出てこない、ある意味少年漫画っぽくない、
平凡な高校生たちの野球生活がリアルに描かれている
他にない切り口の野球漫画をご紹介します。
野球部に花束を、のざっくりあらすじはこんな感じ
正式名称は
「野球部に花束を ~Knockin’On YAKYUBU’s Door~」です。
クロマツテツロウさん 著
サブタイトルは
「うちの部室のドアをたたいてみてよ~」みたいなかんじですかね。
少年チャンピオンコミックスで全9巻、完結しています。
一応主人公と思われるのは
そんなに強くもないけど弱くもない中堅高校の野球部に入った黒田鉄平君。
すごい才能とか実力があるわけではない普通の男子高校生達の
野球部あるあるがそこかしこに出てくる、
懐かしいような、あの時に戻りたい!ようなお話しです。(わたし一応、女ですが笑)
OB・OGにぜひ読んでほしい野球部あるある!
ストーリーは、一年生である黒田君や亀田くんたちが入部したところから
3年生になる前まですすんでいくのですが
ちょいちょい「野球部あるある」が入ってきておもしろいです。
作中に出てくる、
「硬式あがりと軟式あがりには相容れないところが多すぎて」って(笑)
同じ野球でもボールがちがうと仲良くなれないところがちょっと出てくるみたいです。
てか
軟式球とかいうけど、どこが軟式?って思います。
当たったら普通にめっちゃ痛い。
自打球とか。捕球しそこねても痛い!
ぜんぜん軟らかくないし!
まぁ硬式球は本当にシャレにならない固さなので
それにくらべれば、ってとこですよね。
この漫画のおもしろいところは
野球部だけじゃなく
運動部・文化部どちらにもに通じる「部活動あるある」だと思います。
伝統の「先輩との関係性上の意味のないしきたりあるある」
なんかはけっこうどこの部活にもあるんじゃないでしょうか?
なるほどー、と思ったのが
「野球部とサッカー部の関係はスタンダードが冷戦状態である」というというあるある。
わたしの息子が小学校区ごとに設置されている、
スポーツ少年団の野球部に入っているのですが
もちろん
種目は野球だけでなく、サッカーもテニスもバレーボールもバスケもあります。
小学生の子どもたちにはあまりその傾向はみられないのですが、
指導者の大人達、
とりわけ高校球児だったろう野球部のパパコーチや
国立を目指してただろうサッカー部のパパコーチたちには
なにか他の部とのあいだにはない
にらみ合い?ちがうな、やっぱり冷戦という言葉がぴったりですかね。
なにかがあります。
スポーツ少年団主催の運動会や交流会があるんですけど
表面上はにこやかだけど
「サッカー部とだけは・野球部とだけは慣れ合わねーぜ!」みたいな雰囲気を
お互いかもしてるんですよね・・・。
きっと中高のころからのその状態が大人になっても
引き継がれていくんだなー。
まとめ
うちの野球中年のあるあるは
「一厘刈りだと頭の汗がせき止められなくて滝みたいになる。
5分刈りまで伸びると帽子が浮いてる気がして気持ち悪い」だそうです。
先輩とのリアルな関係性や、
監督のことは「ヤツ」って呼んじゃってるとか
作者のクロマツテツロウさんが体験しただろうことが
いっぱい詰まっている「野球部に花束を」。
気になったらぜひ読んでみてほしいです!
↓この表紙がいちばん好き。
ひよこみたいな手触りの人もいれば
なんか刺さりそうな人もいます。笑