マロニエ王国の七人の騎士のざっくりあらすじ!伏線がたくさんあって面白い。

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今回のおすすめは

ちょっとふしぎなファンタジー漫画です。

中世のファンタジーなんですけど

なんとなく昭和っぽい感じがするというか。

あんまり肩に力が入ってないかんじもするけど

ゆるすぎない空気感が大好きなお話です。

マロニエ王国の七人の騎士が面白い!ざっくりあらすじ

マロニエ王国の七人の騎士

岩本ナオ 著

月刊flowersで連載中で、今は3巻まで出版されていて、

この漫画がすごい2018のオンナ編第1位に選ばれた作品です。

作者の前々作の「町でうわさの天狗の子」が好きで

そこから岩本作品は全部読んでます。

独特な表現がおもしろいですよね。

マロニエの1巻に

「貴族にあまり高価なものをもらうと兄弟が性的に心配するんで」って

いうシーンがあるんですが

どんな心配の仕方の表現!?(笑)って思ってしまいました。

今回のお話は、

丸っぽい形のマロニエ王国のまわりを

七つの別の国がポンデリングみたいに囲っている世界が舞台になっています。

服装やお城などの生活様式からして、時代は中世のヨーロッパくらいでしょうか。

マロニエ王国の将軍であるお母さんから生まれた7人の男子たちが主人公で

長男・眠くない

次男・博愛

三男・熱がりや

四男・寒がりや

五男・獣使い

六男・剣自慢

七男・ハラペコ、が

それぞれ周囲の1国に1人ずつに外交でおもむいて

なにがしかの事件に巻き込まれるというか、

自分自身の名前に関係した何かが起こるファンタジーな話です。

彼らの名前は、名前と言うより形容詞なので

そういう世界設定なのかしらと思っていたら

お母さんはバリバラさんとおっしゃいます。

お城で働く人たちにはコレットとかサムソンとか

普通の名前がついてます。ここも不思議。

七人は誰かから名前をもらうのかな。

七人は将軍であるバリバラお母さんから

今年は外交強化年間だから

各国にそれぞれ一人ずつ大使として友好アピールをして来い、との命が下った訳ですが

ポンデリング状のまわり国々も不思議で

寒い国

夜の長い国

生き物の国

食べ物が豊富な国

暖かい国

好色の国

武力の国

というラインナップになってます。

七人はそれぞれ自分の名前に対応した国に向かいます。

あまり眠らないらしい長男・眠くない「夜の長い国」

動物にめっちゃ好かれる五男・獣使い「生き物の国」

次男・博愛は「好色の国」、

七男・ハラペコは「食べ物の豊富な国」など。

そして気になるのは

「それぞれが訪れた国が生きやすいようならそこで暮らして、

マロニエに戻ってこなくともよい」という母バリバラの伝言。

これってたぶん七人の名前と国名に関連性があるところに

謎をとくカギがありそうですよね。

伏線がはりめぐらされていてまだ全体像が見えない

前の「町天」でもそうでしたが、

伏線がかなりたくさんちりばめられています。

「町天」の瞬ちゃんの出生には本当にぶっとびましたから。

例えば、

熱がりやと寒がりやは寒暖差で髪の毛の色が変化してます。

熱がりやなんて、

後ろ姿でプロローグに出た、たった2コマだったけど変わってたし。

1、2巻で

これから発展していくんだろうけど、

ちょっと意味がわからなくて??となる伏線があります。

2019年4月にでた3巻でだいぶ解消されますので

ぜひ1巻から3巻までつづけて読んでみて下さい。

姫様はたぶん重要人物

なかなかの存在感を示す7人ですが、

たぶんキーパーソンはマロニエ王国のお姫様じゃないかな・・・。

王国、なのでちゃんとお姫様がいまして、

ドングリ拾いが好きなクールビューティなんですけど

お姫様のまわりはなんだかヘンなことが普通に起きてます。

ペットは中型犬くらいのシマリス

これもサイズがおかしいのにあんまりみんなツッコみません。

リスって手のひらサイズが普通なんですけども。

リスのことだけでなく

お姫様がお見合いしようとすると

超自然現象的な邪魔がその度に入ります。

誰かがお姫さまが誰かのものになるのを阻止しているんだと思います。

お姫様がお散歩してたりすると、

男子高校生が憧れの女の子を発見したときのように

7人のメンズは盛り上がります。

「お姫様との距離約1.5メートル!!最短記録更新!!」って

心のなかで小躍りしちゃうくらいお姫様を大切に思っているようです。

1巻で7人が母上にお前たちの大義は?と聞かれて

「いつかかっこよくお姫様を助けること!!」

頬をそめて元気にお返事してます。

それぞれの国で磨いた各自のスキルで

お姫様を守る展開になるのかなー。

まとめ

2.5巻分で息子1人分のお話が終わったので、7人分としたら17.5巻くらい。

そこから全体にかかわる最終局面に入りそうだから20巻くらいでるのかな?

1年で1~2冊ペースだから9年くらい連載ですかね。

3巻でも新たにまた伏線がいっぱい出てきて

次なる兄弟のお話がはじまりました。

3巻は買ったばかりなので

1巻2巻を読み直してからもう一回3巻を読み込みたいと思います!