断捨離は好きなんですが、
ふとんと、拾った扇風機、テーブルがわりのミカン箱だけの
シンプルすぎるお部屋に住むのはちょっとキビシイ。
でも人に合わせて自分を偽るのは無理--!と
いろんなものを捨てて、
冒頭の修行僧のような部屋に住む女性ってほんとにいたらすごい。
そんな思い切った人が主人公のお話を見つけました。
「人生をすこしだけドロップアウトして自分を見つめ直す選択をした漫画」が
かなり面白かったのでちょっと書いてみまーす。
凪のお暇が面白い!ざっくりあらすじと1巻の感想
今日の本は
「凪のお暇」 コナリミサトさん 著 です!
「おひま」、じゃなくて「おいとま」、です。
ちゃんと中表紙の手書き風タイトルにふりがながふってありました
ずっとおひまだと思っておりました~(笑)
2018年の漫画大賞で第三位を受賞、
秋田書店の「Eleganceイブ」で連載中で今4巻まで出ています。
1巻のざっくりとしたあらすじはこちら。
空気読んでこ系・節約女子な大島凪が
会社の同僚の女子たちにはいいように使われ
同じ会社に勤める営業部のエース、ヒミツの彼氏・我聞慎二にもひどい仕打ちを受け
会社をやめ、SNSもぜんぶ切って引っ越しして
断捨離休職ライフを満喫するお話です。
節約が唯一の趣味ということもあって
クーラーのない部屋でもアイスノンや
拾ってきた扇風機をDIYして暑さを乗りきったり
昼間ふらふらしている自分を卑下して裏道に入ったら激安八百屋を発見したりと
お暇ライフをエンジョイしているようなのですが、不安は常につきまといます。
図書館で自己啓発本を読んでみたけど、自分にやりたいことが1つもないことに気づいたり
同じアパートの貧しそうな独居老人が
自販機の釣銭をあさっている姿に数十年後の自分を重ねたり。
でもがんばろう!目の前のことから1つずつ!!と前向きになるのですが・・・。
元カレ&元同僚がひどすぎる。助長させてる凪にも問題がある?
そうすると、
凪に本当にひどいことをしたくせに
実は凪が好きで好きでたまらない元カレ慎二が
1時間以上も電車にゆられてわざわざ凪会いたさに来るんですよ。
そのくせさらに凪を追いつめるんですねー。
好きな子はいじめたい小学生と一緒。仕事はめっちゃできるのにふびんな男です。
凪の家を出たら号泣してそのまま帰るくらいならもっと優しくすればいいのに。
今まで凪が断らないのをいいことに
雑用を押し付けまくっていた会社の同僚の女子が
凪の元カレの慎二に
「急に退職しちゃったから引き継ぎは手紙のやりとりなの~面倒~」と
言っているシーンがあるのですが
1か月前までに、退職することを会社がわに伝えてから
退職日までに引継ぎを済ます、というのが
一般的な会社勤めの常識かと思います。
作中に退職の描写はないのですが、
凪の性格を考えたら
周囲に迷惑をかけるのを承知で
引継ぎも済まさずに急に辞めるって
かなり勇気がいったんじゃないかと・・・。
和をみださないように、NOといわずに耐える凪にも
「本当にもう無理!!」と思った時には逃げられるパワーがあって良かったな~。
作中のロイヤルミルクティー作ってみました
「凪のお暇」にはおばあちゃんの知恵袋的な節約術や、
そーなんだー!!やってみよう!と思えるお料理が出てきます。
1巻にでてきた
「安い市販のティーバッグで淹れたロイヤルミルクティー」作ってみました。
マグ1杯ぶん
・牛乳、水各100ML
・ティーバッグ2つ
・お砂糖 おおさじ1
ロイヤルミルクティーってホットミルクに茶葉を入れたものだと思ってたのですが
凪は牛乳と水を半分こにしてお鍋にいれてました。
濃過ぎなくていいかもです!!
100袋298円のお買い得ティーバッグをつかいましたが
ほんとにカフェでお金が取れるお味でした。良い色でてます!
凪ちゃんそういうお店で働いたらいいのに。
接客は苦手そうだからキッチン担当とかで。
まとめ
がまんして空気を読めば波風はたたないし
長いものには巻かれといたら楽だし
でも
それでは息が上手にできない、って気がついた凪。
どうなっていくのかなー。
5巻が2月中旬に出るそうでめっちゃ楽しみです!