サスペンス系のこわい漫画は平気なのですが
常識が通じない、見たことのない生き物が出てくるホラー物は苦手です。
ホラーものは苦手なくせして、
どうしても興味を引かれて買ってしまったネコ漫画があります。
ホラー漫画家の伊藤潤二さんの
伊藤潤二の猫日記 よん&むー です。
昔は歯科技師で実は犬派の伊藤先生と
お話のなかでは白目が標準装備の伊藤先生の奥さん・A子さんと
呪い顔のネコで寝顔もこわい「よん」と
血統書ついてそうで鳴き声がかわいい「むー」との
日常をホラータッチで描いた作品です。
いちいち絵面がマジでこわい(笑)
さすがホラー漫画の大御所!!
特に「よん」の顔が怖すぎるー!!でも内容はこわくない。
猫って液体っぽくありませんか?
なんていうかヌルン、ってしてる。
抱っこしてもしっかり持っておかないと腕からこぼれて行きそうというか。
その感じがでてて
締め切り前の徹夜でモウロウとしている伊藤先生には
「よん」が巨大ナメクジとかツチノコに見えたりする。
視点が普通ではなくて面白い。そしてやっぱり絵が怖い(笑)
ペットの名前って付けるのに悩みそうですが
よんは奥さんの家に来た4番目の猫だから「よん」
5番目には五郎ちゃんという警戒心の強くて姿を見せないにゃんこがいて、
むーは6番目の猫だから「むー」という
鈴木一郎さん、二郎さん、三郎さん方式での命名です。
斬新だぜ!!
本が発行されたのは2015年で、
残念ながら「よん」はもう天国に召されてしまったんです・・・。
ご冥福をお祈りします。
本の中ほどによん・むーの実写?
実物のお写真がのってますが、よん、普通にかわいいですよ伊藤先生・・・。