もっと続きが読みたかった、VS.アゲイン。熱くて冷静な大人のバレー漫画でした。

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実はわたしバレーボール、大好きなんです。

運動音痴なので見る専だったのが、

ちょっと前からママさんバレーに入れてもらって

へっぴり腰でがんばってます。

バレーはじめてすぐに、

なんて言うかすぐのめりこむタイプなので、

「バレーボール 基本と戦術」

「ママさんバレー 基本と戦術」

「部活で大活躍できる!!勝つ!バレーボール最強のポイント50」

と立て続けに指南書を買い(笑)

ボールを買い(ボールはミカサよりもモルテン派)

それでも飽き足らず

「ハイキュー!」を大人買い

ああっ!熱いぜ高校生~!!となって

そこからさらにまだまだ読みたくて見つけたのが

「VS.アゲイン」 中馬孝博さん 著

週刊モーニングで2018年5月で連載は終了していて

わたしが見つけたときは最終巻の発売待ちの状態でした。

昔の強豪実業団チームが再生していくお話です。

ざっくりなあらすじはといいますと

着ぐるみの似合う敏腕営業マン・捌きの狭土(はさど)さん33歳

弱体化した会社のバレーチームに出戻って若者たちと衝突しつつ、

仕事もバレーもフラフラになってがんばってチームとしては快進撃をするも

資金面でがけっぷちに立たされる。

でも狭土さんは諦めず、チームは新しい一歩を踏み出す・・・。

というお話。

プロ、実業団、クラブチームとあって

いまひとつ違いが分からなかったのですが

「企業が持ってて、実業団登録しているチームが実業団」なんだそうです。

メンバーはそこの企業の社員で構成されてるのです。

例えば、チームを強化するために、

春高バレーに出たり大学のリーグで活躍した学生さんをスカウトして

入社してもらう、のがスポーツ枠入社なんだと思います。

ただ、プロ契約ではないので

すべてをスポーツに集中できるプロスポーツ選手とは違って、

サラリーマンとして仕事をしつつ、仕事が終わったら練習をする。

そして上を目指してがんばる、って事で

並大抵なことじゃないと思います。

主人公の狭土さんはバレー入社ですが

かなり仕事もできる人なので(課長候補)

両立するためにどんどん体力と気力がすりへっていって

過労で倒れます。

ひとつのチームを存続させるって、そんなにお金がかかるとは知りませんでした。

体育館の維持費・設備・遠征費用・人的費用、

よく考えたら確かに年間すごい額になりますよね。

実業団の試合を何度か見に行ったことがあるのですが

コートに立ってる人たちはどんな思いで戦ってるんだろう。

「俺たちはプロじゃない、半分、それ以上に会社員だ・・・

でもここにいる人たちはバレーボールをみに来てくれてるんだぞ」

狭土さんがコートの中で試合中にいがみ合うメンバーに言った言葉です。

いいなあ狭土さん。

冷静に熱いな~。

もっと先が読みたかったなー。VS.アゲイン。